こんにちは、おくやんです。
このブログでは、開発に役立つノウハウを実践的なコード例と共に紹介しています。
けど何から始めればよいかわからない。。。
今回は、このようなお悩みを解決します。
本記事の内容
今回はWindows上でDockerを動かす手順についてまとめました。
Windows上でDockerを利用できれば、Linux環境がなくてもシステム開発が簡単に行えるようになります。
本記事を参考にセットアップを行ってみてください。
Windows上でDockerを動かすにためには
Windows上でDockerを動かすためには下記2つのアプリケーションが必要となります。
Dockerを動かすために必要なアプリケーション
・Docker Desktop for Windows
WSL2に関しては下記記事で詳しく解説していますので参照ください。
＞＞ WSL2のインストール方法を解説【Ubuntu環境構築】
この記事では、「Docker Desktop for Windows」について解説します。
Docker Desktop for Windowsとは
Docker DesktopとはWindowsやMacOSといったOS上で、簡単にDocker環境を構築できるツールです。
Dockerを管理するために必要な一式がDocker Desktopには含まれています。
Docker Desktopに含まれている内容
・Docker CLI クライアント
・Docker Compose
・Docker Content Trust
・Kubernetes
・Credential Helper
Docker DesktopのWindows向けアプリケーションのことをDocker Desktop for Windowsといいます。
企業などで利用する場合は有料になる場合があるので注意してください。
Docker Desktop for Windowsが有料となる条件
以前までは無料で提供されていましたが、下記の条件を満たす場合は有料となりますのでご注意ください。
Dockerを動かすために必要なアプリケーション
・教育機関
・非営利のオープンソースプロジェクト
それでは次に、Dockerを動かす準備を進めていきましょう。
Docker Desktop for Windowsのインストール方法を解説
Docker Desktop for Windowsのインストールのを進めていきます。手順は下記の5つです。
Docker Desktop for Windowsのインストール手順
2. インストーラーの実行
3. WSL2の利用設定の確認
4. Ubuntu上でDockerを有効化
5. Dockerコマンド実行権限の追加
それではインストーラーのダウンロードからはじめていきましょう。
1. インストーラーのダウンロード
公式サイトからインストーラーをダウンロードし、実行していきます。下記リンクからダウンロードを行ってください。
Install Docker Desktop on Windows
クリックするとダウンロードが開始されます。ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行してみましょう。
2. インストーラーの実行
インストーラーを実行します。
セットアップ用の画面が立ち上がってくるので、「Use WSL 2 instead of Hyper-V (recommended) 」にチェックが入っていることを確認し、OKを押しましょう。
インストールが開始されるので5分ほど待ちます。インストールが完了するとサインアウトを求められるので、ファイル保存などを行いサインアウトしましょう。
再びサインインすると、Docker Desktopアプリケーションが自動で立ち上がります。サービス利用の同意を求められるため「Accept」を押しましょう。
以上でインストールは完了です。続いてDocker Desktopアプリケーションの設定を行っていきます。
3. WSL2の利用設定の確認
Docker Desktopアプリケーション上で、WSL2を利用する設定が有効になっているか確認します。
下記の手順で確認していきましょう。
WSL2の利用設定確認手順
2. 左側のメニューから「General」を選択する
3. 「Use the WSL 2 based engine」にチェックが入っていることを確認する
次にWSL2にインストールしたLinuxディストリビューションでDockerを利用できるようにします。
4. Ubuntu上でDockerを有効化
WSL2上にインストールしたLinuxのディストリビューションでDockerを利用できるようにしましょう。
今回はUbuntu上で利用できるように設定します。
Ubuntu上でDockerを有効化する手順
2. サブメニューの「WSL integration」を選択する
3. Ubuntuを有効にする
4. Apply & restartをクリックする
最後にWSL上でDockerコマンドの実行権限を追加します。
5. Dockerコマンド実行権限の追加
Ubuntu上でDockerコマンドを実行できるように、ユーザにコマンド実行権限を付与します。
下記コマンドを実行してください。
sudo usermod -aG Docker $USER設定が正しく行えたか確認してみましょう。
下記コマンドを実行し、Dockerが正しく起動するか確認してください。
docker run hello-world「Hello from Docker!」と表示されれば大丈夫です。これで設定は完了です。
まとめ: Windows上でDockerを動かしてみよう
本記事ではWindows上でDockerを動かすために必要なDocker Desktop for Windowsのインストール手順を解説しました。
Docker Desktop for Windowsのインストール手順
Windows上でDockerを利用できるようになることで、開発の幅もグッと広がります。次はDockerを利用した開発環境の構築にも挑戦してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。