WSL2のインストール方法を解説【Ubuntu環境構築】

こんにちは、おくやんです。

このブログでは、開発や業務効率化に役立つ実践的な技術やノウハウを紹介しています。

WSL2を利用したUbuntu環境を構築したい!
だけど、インストール方法がよくわからない。。。

今回は、このようなお悩みを解決します。

  • 本記事の内容
  1. Windowsで利用できるWSLとはどのようなものなのか
  2. WSL2を利用したUbuntu環境のインストール手順を解説

今回はWSL2でUbuntu環境を構築するための手順についてまとめました。

WSL2を利用したUbuntu環境を構築できれば、Windows PCでもLinux環境と同じようなシステム開発が簡単に行えるようになります。

本記事を参考にUbuntu環境のインストールを行ってみてください。

Windowsで利用できるWSLとは

WSL(Windows Subsystem for Linux)とは、Windows上でLinuxを動作させるための実行環境です。

LinuxのコマンドやアプリケーションがWindows上で動作します。

WSLにはWSL1とWSL2がありますが、今回は新しいバージョンのWSL2を利用します。詳しい違いについては「WSL バージョンの比較」に記載がありますので参照ください。

WSL2のシステム要件

WSL2を利用するシステム要件として下記を満たす必要があります。

  • WSL2のシステム要件
Windows 11または Windows 10 (バージョン 1903、ビルド 18362 以降)
Windows10を使っている場合には古いバージョンでは動作しないため、必要に応じてWindows Updateを実施してください。

それではWSL2を利用して、Ubuntu環境のインストールを行っていきましょう!

WSL2を利用したUbuntu環境のインストール手順を解説

WSL2を利用して、Ubuntu環境をインストールしていきます。

インストールは下記4つの手順です。

  • WSL2を利用したUbuntu環境のインストール手順
  1. システム要件を満たしているか確認
  2. WSL2のインストール
  3. Ubuntuの初期設定
  4. パッケージの最新化

それではシステム要件の確認から始めていきましょう。

1. システム要件を満たしているか確認

WSL2のシステム要件を満たしているか確認するため、OSバージョンを確認を確認します。

OSバージョンの確認手順は下記です。

  • OSバージョンの確認方法
  1. 「Windowsキー + R」を同時押し
  2. ダイアログボックスに「winver」と入力
  3. 表示された画面からOSバージョンを確認
Windowsのバージョン情報
Windowsのバージョン情報
OSバージョンがシステム要件に満たない場合はWindows Updateを実行しましょう。

次にWSL2のインストールをを行います。

2. WSL2のインストール

システム要件の確認が完了したら、WSL2のインストールを行います。

PowerShellを管理者権限で開き、下記のコマンドを実行してください。

wsl --install

コマンドを実行すると、WSL2のインストールが開始されます。

WSL2のインストール画像

インストール完了後はシステムの再起動を行いましょう。

再起動後、自動でUbuntuが立ち上がり、インストールを開始します。終了まで5分ほど待ちましょう。
Enter new UNIX username:」と表示されたらインストール完了です。

Ubuntuインストール
Ubuntuインストール

WSL2が正常にインストールされたか確認します。

再びPowerShellを管理者権限で開き、下記のコマンドを実行してください。

wsl --list --verbose

VERSION」が2と表示されていればOKです。

WSLのバージョン確認
WSLのバージョン確認

続いてUbuntuの初期設定を行います。

3. Ubuntuの初期設定

Ubuntuの初期設定を行います。

起動しているUbuntuターミナルから下記を入力していきましょう。

  • 入力項目
・ユーザ名
・パスワード
・パスワードの再入力

入力後、ユーザ作成が行われます。

Ubuntu初期設定
Ubuntu初期設定

ユーザの設定が完了したら、最後にパッケージの最新化を行います。

4. パッケージの最新化

Ubuntu上のパッケージの最新化を行います。

下記コマンドを実行しましょう。

sudo apt update

パスワード入力を求められるため、先ほど設定したパスワードを入力します。

入力後、パッケージのアップデートが開始されます。

これでWSL2のセットアップは完了です。

まとめ: WSL2を利用してUbuntu環境を構築してみよう!

本記事では、WSL2を利用したUbuntu環境のインストール方法について解説しました。

インストール手順は下記となります。

  • WSL2を利用したUbuntu環境のインストール手順
  1. システム要件を満たしているか確認
  2. WSL2のインストール
  3. Ubuntuの初期設定
  4. パッケージの最新化
WSL2を利用したUbuntu環境を構築できると、Windows PC上でLinuxのコマンドやアプリケーションが動くようになり、開発の幅がグッと広がります。

早速WSL2をインストールして、システム開発を始めてみましょう!

WSLを利用したGit環境の構築に関して下記で紹介しています。

WSLのインストールが完了後、是非ともご覧になってください。

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